大須演芸場、柳家三亀司デー!2006/07/01 19:16

7・1は柳家三亀司デー!?

大須演芸場の7月はロック歌舞伎・スーパー一座の大須オペラ公演のため、定席はお休み。7月2日が上半期千秋楽となります。

大須演芸場を楽しめるのもあと二日!(まあ、1ヶ月立てばまた始まるわけですが、ホントに始まるかどうか保証もないですし(^^;)。7月1日、午前中の予定を終えてから演芸場へ。お客さんは10人ほど。第2部、竜鶴さんの途中に入場。

続いて登場は獅篭さん。前回来たとき、もうやらないかも、といっていた「C~」をまだやってる。繰り返せば浸透する!かも? 似顔絵と、「たがや」。この日は客層が若かったので、「今日は新作を・・・・・・」と言ったとき、「ガンダムたがや」を期待してしまいました。今聞くと、前回の倍以上楽しめると思うんですが。もちろん、普通の「たがや」でした。「ニュータイプ」とか言ってましたが・・・・・・。

そして柳家三亀司さん登場。いつもに増してトークが冴える。会場の若い(本当に若い)お嬢さんに、結婚式の司会の売り込み。三亀司さんか幸福さんか、迷う所ですな。軽妙なトークで場を沸かせながら独楽を披露。ところが、見せ場の衣紋流しで失敗。時間切れ退場・・・・・・。当然この日もいた毎日ばあちゃん、「今日来た人は残念だねぇ~」。まったくそのとおり。いつもは成功するんですよ~。

トリの伊東かおる先生、パワー不足な雰囲気は前と同じですが、新しいネタを聞くことができてらっき~(^^)。極めつけは、「本日の公演、これにて終了です。え、まだあるの?」かおる先生、本日3回目はお休みなのでした。

第3部開口一番、いつものバタやん先生。こんだけ何度も聞いてると、だんだん心地よくなってくるバタやん節。スゴイ。

そしてそしてそしてっ! 待ってましたッ! よしおかつかさ登場!!

いや、前から観たい観たいと思っていたんですが、何故か今まで観る事ができなかったのがこの、腹話術師・よしおかつかさ先生なのです。「前二回は腹話術だったんですが、今回は独楽です」といわれたこともありました。・・・・・・そう、曲独楽の柳家三亀司さんと同一人物なんですね。

で、相棒のケンイチ君登場。・・・・・・(当たり前ですが)う、上手い! ネタというか、掛け合いも最高! う~ん、もっと観たいぞ!

そのあと竜鶴さん「民謡」、獅篭さん「宮戸川」と続いて、今日の大トリ、柳家三亀司師匠、「江戸曲独楽」・・・・・・なんですが、獅篭さんの出番が終わっても、姫が座布団を片付けない! 「???」と思っていると、三亀司さん登場。「昔はこう座ってやってたんですよ」。そういえば三亀司さんのWEBページの写真も座ってやってます。

そして今回、初めて「糸渡り」を観ることができました。10回近く三亀司さんの舞台を見て今回が初めて! 「羽織をやりたいんだけど・・・・・・」と言ってみえましたが、これが観られて満足でした! ふふふ、獅篭さんの前に帰ってしまった若者4人組、もったいないことしたね~(^^)/~。

あるときは結婚式の司会者、あるときはボクシングのリングアナ、またあるときは腹話術師。而してその実体は! 江戸曲独楽・大須芸人柳家三亀司!

大須で三亀司さんの独楽が見られるのは8月5日から! うう、楽しみ。

ついに千秋楽! 大須演芸場定席上半期2006/07/02 20:10

今日で見納め

定席は今日で最後、7月はスーパー一座の大須オペラ(こちらも面白そうだ・・・・・・)の公演となります。

開演時刻に少し遅れて演芸場に入ると、いつもとは違う雰囲気。ロビー右手に、姫企画や夜席のときの様に長机が出されています。そちらに入場料を渡そうとすると、左手にいた席亭が「一般のお客さん?」。本日は団体さんが入っており、右手はそちらの受付でした。

席亭に直接入場料を払い入場すると、満員に近い客席を前に、なごやのバタやん節。いつも座っている辺りが込んでいたので、最前列へ。隣は若い美人のオネーさん。わ~い、と思っていると、おばはん2人組が入ってきてしまいその席譲る。このおばはん、要所要所で異様にウケていて、なんかうれしい。

バタやんに続いてひと:みちゃん(:はホントは横向きで、「み」の上に付きます)登場。艶歌シャンソン。「黒川あたりの花園キャバレー」とか、地元ネタが楽しい。おもろい。今度HMVとか行ったらCD探してみよう(まぁ、めったに行きませんが・・・・・・(^^;)。

次はふしぎ光さんの奇術。タネも仕掛けもあるんでしょうが、全然分からない。悔しい。1万円札を貸した最前列のおじさん、その席に座ってしまったばかりに、終演まで芸人にいじられ続けることになる・・・・・・。

獅篭さん登場、最前列のおじさんの似顔絵を描いたあと、今日の団体さん(じつは僕の職場とも少し付き合いがある)の所在地から花火大会の話題→「たがや」。後ろの席の私語がちょっと気になる。・・・・・・思えば、普段ほとんど貸しきり状態で聞いとったもんなぁ。要所のクスグリには会場なかなかの反応がある。・・・・・・思えば(以下略)。そういや、毎日ばあちゃん、ござらんなぁ。

続いてなんぺい・さやかの夫婦漫才。名古屋弁交じりの大阪漫才、という感じ。なかなかおもろい。うるさいけど。

そして竜鶴さん登場。のんき節、新作も。やっぱり会場からのボリューム感がいつもと違う。ところでこの竜鶴さん、元警官で、定年後にこの世界に入られたそうで・・・・・・。そう言われて見ると、雰囲気あります。

いよいよトリとなり、満を持しての伊東かおる先生。客席が埋まっているからか、いつもより元気がある感じ。となりのおばはん、ウケまくり。初めて聞くネタもありました。ノリノリのまま終演。本日は一回公演、これにて上半期終演。毎日ばあちゃんの姿、最後まで見えず。

一ヶ月間、大須に通って・・・・・・

思えば、伊東かおるに始まり伊東かおるで終わる初めての演芸場体験となりました。こんな楽しい空間を今までほかっとったのは、不覚、というほかありません。

十数年前、地下鉄に乗っていると、手品を見せてくれるおじさんがいました。「大須演芸場に出ている」と言ってみえましたが、ひょっとして故・多嶋ゆきおさんだったのでしょうか? あのころ、演芸場に行っていれば。

中学生の頃、落語家になりたい、と思い、いろいろ本を見てみると、落語家になるには弟子にならなくてはいけない、と知る。でも、落語家がどこにいるのか分からない。あのとき、隣町に雷門小福師匠がいる、と知っていれば。

ちょっとは人生、変わっていたかしらん?

演芸場に足を踏み入れるきっかけを作ってくれた、大東両閣下、雷門獅篭さん、立川流家元(^^;)には感謝しています。いや、ほんと、あそこに入るには、勇気要りますよ。

新谷かおる『RAISE』第2巻2006/07/16 19:49

新谷かおる最新作『RAISE』・・・・・・か、カッコいい!

第2次大戦・ヨーロッパ。空飛ぶ要塞B-17は、足枷はめた『プリズン・レディ』。今日も今日とてババ札引いて、任務と言わずに「仕事(ジョブ)ですから」。銃殺逃れた臆病者が、全てを賭けて、いざレイズ!

新谷かおる先生の久々の戦記もの、『RAISE』の第2巻が発売されました。

漫画家の島本和彦先生は、その著書『新谷かおるになる方法』で、新谷作品の魅力は、画力はもちろん、そのネーム(簡単に言うと、「いやーん」)にある、と指摘しています。そう、新谷作品はとにかくネーム(台詞)がカッコいい!

今回の『RAISE』もその例に漏れず、カッコいい! カッコよさのあまり、2巻を読んだあと、最新作の載っている『ヤングキングアワーズ』を買いに走ってしまいました。

そのカッコいいネーム群の中で、群を抜いているのがタイトルにもなっている「レイズ!」でしょう。一度爆撃コースに乗せたら運を天に任せるしかない爆撃機乗りの、全てを賭けての一言。このネームを見る度、「くぅあぁ~、カッコいいなぁ~」と思うのです。

今日買ったマンガ2006/07/17 22:37

デトロイト・メタル・シティ

いろんなところで話題になっているので買ってみました。

社長がイカス。インディーズレーベルの社長などというものはやはりまともな神経ではやっていかれないのだろうと思う。そういえば、こないだ何気なくTVを観てたらケラリーノ・サンドロビッチが本人役で出ていてびっくりしました。

新・学校の怪談 悪霊使い

少女向けホラー雑誌『ホラーM』を買い続けています。部屋に1年分以上積んであります。なぜ買い続けているかというと、突然とても面白いマンガが載っているから。関よしみ、三家本礼ときて、最近はこのワタナベチヒロがお気に入りです。ところで、西川淳の『とんでもテレポートガールユミ』の2巻はどうなったんでしょうか。なんでも新旧あわせて30話以上未収録作品があるとか。これだから『ホラーM』はやめられないし、捨てられませんな。

人造生命は合成魔獣の夢を見るか2006/07/20 22:00

ついに完結! 『サーラの冒険』

第1巻『ヒーローになりたい!』のとき、サーラとほぼ同い年だった僕は、いつのまにかオッサンになってますよ・・・・・・。

最終巻のタイトルは、『やっぱりヒーローになりたい!』。サーラはまだ英雄になってないけれど、ソード・ワールドの最終戦争で、リウイやイリーナと肩を並べて戦う姿が思い浮かびます。あ~、RPGやりたい!

復刊! 『スチャラカ冒険隊~ソード・ワールドRPGリプレイ第1部』

『バブリーズ(第3部)』に続き、いよいよ復刊、RPGリプレイの元祖、スチャラカ冒険隊です。「新装刊」と銘打っていますが、変わったのは表紙と解説だけ・・・・・・でも、いいんです。僕の持っているスチャラカシリーズは、何度も読み返した上自転車で持ち歩いたのでぼろぼろ。特に2巻は山本弘先生(GM)とケッチャ(プレイヤーFさん)のサイン入り(自慢!!!)という激レア品になっているため、読み返すのにためらいがあるんです。これでまたぼろぼろになるまで読み返せるぞー!

RPGと落語

RPGのゲームマスター(GM)というのは、脚本家、監督、脇役を兼ねる役割です。これに「主役」を加えたものが、落語家なんだな、と思います。RPGと落語、似たような気持ちで楽しむことができます。