初体験! 大須演芸場「伊東かおるフェスティバル」 ― 2006/06/10 22:36
トンデモ本大賞2006
東京九段で行われたトンデモ本大賞2006。出演を予定されていた、世界で唯一、ガンダムのモビルスーツを切ることの出来る紙きり芸人、ジダイマスター・大東両閣下。
残念ながら入院をされたということで、紙きりのビデオ上映と、こちらも世界でただ一人、落語家兼漫画家の雷門獅篭さんによる代演(オタク落語「ガンダムたがや」)となりました。
この時点では、名古屋在住の僕は余裕をこいていました。「大須演芸場に行けば、いつでも観ることができる。」
ところが、6月6日、大東両閣下、永眠。
よーするに、今観に行かないと、一生見ることが出来ないかもしれない! 人生二度三度と大須演芸場だ!というわけで、行ってまいりました、人生初の大須演芸場、「伊東かおるフェスティバル」!
「伊東かおるフェスティバル」
先ずは開口一番、雷門福三「フラスコ」。福三さんは、今年1月に入門したばかりの雷門一門の前座さん。演目の「フラスコ」は、師匠である雷門小福師匠の持ちネタで、古典落語「転失気」の名古屋雷門バージョン。知ったかぶりをしたお店の旦那が、医者に言われた「フラスコ」の意味が分からず、丁稚の定吉に聞いて周らせる、という噺。丸顔の福三さんが演じる、丁稚の定吉の様子が楽しい一席でした。
続いて、本日の主役、伊東かおる師の登場! 名古屋弁漫談。名古屋弁のあかさたな、父親の死因など、名古屋弁を知っていないと通じない漫談のオンパレード。
伊東かおる師は大須演芸場での芸暦35年、最古参の看板芸人。今回のフェスティバルは観客300人超の満員札止め。平日の客数が0、ということもある今の大須演芸場、その栄枯盛衰を見ている伊東かおる師には、感慨深いものがあったようです。友情出演の波たかし師とともに、演芸場の思い出話も。
続いて雷門幸福「権兵衛狸」。オーソドックスな雰囲気の噺の中に、オリジナルのクスグリが。幸福さん演じる、床屋の権兵衛さんの雰囲気が良かったです。
そして、ふたたび伊東かおる師の登場、田端義夫、小林旭、美空ひばり。自称似とらん、ネットを見てるとけっこう似ている、という評判ですが、僕には判断できません(^^;。
中入り後、雷門獅篭「紙入れ」。もともと獅篭さんを見に行こう、ということで来たんですが、この時点ですっかり伊東かおる師のファンになっていました。4月5月が貸し小屋で、久方ぶりの演芸場となる獅篭さん、「ストレス解消」といいながら小噺をいくつか。その後、おかみさんが色っぽい「紙入れ」。
エロいおかみさん、気の小さい間男、能天気な旦那と、プロの噺家ってのはスゴいねどうも、といった感じ。「ガンダムたがや」よりずっと良かったですよぅ!
次は正直微妙な伊東タオル&ハンドタオルの漫才・・・・・・?。そして、伊東かおる&波たかし師の、伝説のコント。名古屋弁の占い婆さんと、その客とのやりとりに笑っているうちに幕。僕の大須演芸場初体験は、最高の初体験でした!
コメント
_ 飯田 敏夫 ― 2007/02/25 13:37
_ 管理人 ― 2007/02/26 21:39
かおる師匠の音源は、昔のTV番組の録画か、最近の舞台を客または姫企画で録画したものしか思いつきません。
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