冬コミ参加2006/12/30 23:00

前日:コミケ準備

28日まで仕事で、ぜんぜん準備している時間がなかったので、前日に何とかペーパーだけ作って持っていくことに。

ところが、昼になっても筆が進まない。昼飯と買い物をかねて名駅へ行き、ついでに東京までの切符を買う。

この時点で選べる選択肢は3つ。

  1. ムーンライトながら
  2. 寝台急行銀河
  3. 新幹線

一番安上がりなのが「ながら」で、時間的な余裕も大きい(18きっぷ使用)。しかし、当日では指定券が取れない。・・・・・・と思ったらあっさり取れてしまった(^^;。

指定券だけ買って帰宅。マンガを描き始める。

内容は、今年6月の「トンデモ本大賞」から、お盆までの大須演芸場のエピソードを描いた実話4コマ漫画。しかし、一本目から「小学生のとき小福師匠とニアミス」という、あったかも知れんが実話とは言いがたいネタ。しかも名古屋の地理に明るくて、『雷とマンダラ』を読んでないと(読んでいても?)意味が通らないネタ。

そのほかはほぼ実話でなんとか6本。演芸場の紹介を入れてペーパー裏表を埋める。ペン入れをして、さて消しゴムをかけるか、というところで時間切れ。急いで準備して駅にすべりこみ、何とかセーフ。東京へ。

当日:コミケ2日目

東京着、午後5時前。印刷をするため、まずはキンコーズへ。品川駅前の店は混んでいると判断し、以前行ってみたら誰もいなかった田町の店へ。

先客(笑)が二人いたが、何とかコピー機を確保。消しゴムをかけて、コピー。やれやれ。まだちょっと早いかな、という時間だったけれど、新橋からゆりかもめでビッグサイトへ。

7時過ぎに会場着。今回は西ホール。1ホールと2ホールを隔てるシャッターのまん前で、なんだか暗い。

『火星シリーズ』本を出すつもりだったので、ジャンルはSF。でも持ってきたのは旧作と大須演芸場ネタのペーパー。「まあ、演芸場もある意味SFな場所だしな」と思いながら、ペーパー折り折りして、机上のセッティングをして、トイレなど行きつつ、開場を迎える。

と、斜向かいのサークルさんが、と学会創設メンバーの藤倉さんが主宰する「TDSF」だと気づく。隙を見て、と学会の新刊購入。これで3日目は来なくてもいいな(森奈津子先生が2日目だったのにあとで気づいて凹んだ)。

時折呼び込みなどしてみる。「日本一お客がいないので有名な演芸場の漫画です!」「客より芸人の人数のほうが多い演芸場です!」・・・・・・つづれ屋の呼び込みをする21エモンの気持ちがちょっと分かったかも(^^;。

数人の人が興味を示し、ペーパーを持って行ってくれる。「志加吾さんと関係あるんですか?」「いえ!似顔絵描いてもらっただけです!」などという会話も。獅篭さんを知っている方が何人も見えて、「やっぱり有名人なんだな」と改めて感じる。談号(現・幸福)さんの名前を出す方も。話の流れで、キウイさんの名前も当然(笑)。

3時ごろ、帰るかどうするか悩みだす。翌31日は大須演芸場で年越し寄席があるので、遅くとも明日の夕方には名古屋に着いておきたい。3日目に参加すると、新幹線で帰らなければ間に合わない。一泊して、新幹線代を出すくらいなら、今日中に帰ったほうがいいのではないか? 今帰れば、今日中に名古屋に着くし、18きっぷが生きているのでお金もかからない。

結局今日帰ることに決め、撤収。水上バスを使い、品川から東海道線に乗って、何とかその日のうちに帰名。

本、作ってみるか・・・・・・?

今回、ブースに来ていただいた方に、「面白い、もっと読みたい」といううれしいお言葉をもらうことができた。まあ、面白いのは演芸場であって、僕の漫画の力ではないと思うが(^^;;;。開場前、机に置いてあった印刷所と、コミティア名古屋のチラシが手元にある。・・・・・・さて。

年末恒例「このマンガがすごい!」2006/12/11 21:47

『へうげもの』が好評

あんまり自分の読んだ作品は入ってないんだろーなー、と思いながら『このマンガがすごい!2007オトコ版』を読んでみると、結構呼んだことのある作品がランクインしていて驚きました。

その中でも、山田芳裕『へうげもの』が意外にも好評を博しているのが印象に残りました。『デカスロン』で話題になり、無念の『度胸星』を越え、『ジャイアント』を経て、ついにブレイク、といったところでしょうか。そして、週刊現代のマンガランキングでは1位に。

唐沢"雑学先生"俊一の推す『大奥』

さて、「週刊現代といえば、カラサワシュンイチが選者になってるはずだよな」と思い、見てみると、よしながふみ『大奥』を推薦しています。

「唐沢先生が推しているんだから面白いだろう」と思い、読んでみると、これが正解! SFじゃん、これ! もしもボックスで、「もしも男が女の1/4しか居ない世界があったら」という内容のマンガでした。

2005年のセンス・オブ・ジェンダー賞も受賞しているということで、ジェンダーSFファンにはおなじみの作品だったんでしょうね。

今日買ったマンガ2006/07/17 22:37

デトロイト・メタル・シティ

いろんなところで話題になっているので買ってみました。

社長がイカス。インディーズレーベルの社長などというものはやはりまともな神経ではやっていかれないのだろうと思う。そういえば、こないだ何気なくTVを観てたらケラリーノ・サンドロビッチが本人役で出ていてびっくりしました。

新・学校の怪談 悪霊使い

少女向けホラー雑誌『ホラーM』を買い続けています。部屋に1年分以上積んであります。なぜ買い続けているかというと、突然とても面白いマンガが載っているから。関よしみ、三家本礼ときて、最近はこのワタナベチヒロがお気に入りです。ところで、西川淳の『とんでもテレポートガールユミ』の2巻はどうなったんでしょうか。なんでも新旧あわせて30話以上未収録作品があるとか。これだから『ホラーM』はやめられないし、捨てられませんな。

新谷かおる『RAISE』第2巻2006/07/16 19:49

新谷かおる最新作『RAISE』・・・・・・か、カッコいい!

第2次大戦・ヨーロッパ。空飛ぶ要塞B-17は、足枷はめた『プリズン・レディ』。今日も今日とてババ札引いて、任務と言わずに「仕事(ジョブ)ですから」。銃殺逃れた臆病者が、全てを賭けて、いざレイズ!

新谷かおる先生の久々の戦記もの、『RAISE』の第2巻が発売されました。

漫画家の島本和彦先生は、その著書『新谷かおるになる方法』で、新谷作品の魅力は、画力はもちろん、そのネーム(簡単に言うと、「いやーん」)にある、と指摘しています。そう、新谷作品はとにかくネーム(台詞)がカッコいい!

今回の『RAISE』もその例に漏れず、カッコいい! カッコよさのあまり、2巻を読んだあと、最新作の載っている『ヤングキングアワーズ』を買いに走ってしまいました。

そのカッコいいネーム群の中で、群を抜いているのがタイトルにもなっている「レイズ!」でしょう。一度爆撃コースに乗せたら運を天に任せるしかない爆撃機乗りの、全てを賭けての一言。このネームを見る度、「くぅあぁ~、カッコいいなぁ~」と思うのです。

徳田ザウルス先生死去2006/04/02 23:18

ミニ四駆漫画『ダッシュ!四駆郎』で有名な漫画家、徳田ザウルス氏が先月亡くなられたそうです。

方倉陽二先生、玉井たけし先生に続き、往時のコロコロの主力作家がまた一人亡くなりました。47歳との事で、まだお若いのにと残念でなりません。安らかにお眠りください。

しかしこうなると俄然心配になるのが最近名前を聞かない、いわゆる「消えた漫画家」の先生たち。『闇狩人』の坂口いく先生や『死神くん』のえんどコイチ先生などは最近原作者として復活されてますが(坂口先生はちょっと前まで時代劇漫画誌で描いてたみたいですが・・・・・・単行本見かけないなぁ)、『ゲンジ通信あげだま』の西東栄一先生とか、お元気だといいのですけど。

そういえば、『ザ・モモタロウ』のにわのまこと先生(『デスノート』の小畑健こと土方茂先生の師匠として有名)がボンボンに『デルトラ・クエスト』を連載されているのですが、これがにわの先生の漫画に見えない(^^;! 昨日取り上げた藤原先生が新谷先生の影響を感じさせるのに比べ、本人が描いているのにその匂いを感じさせないって一体・・・・・・。