大須演芸場6月中席2006/06/20 23:18

初の定席

大須夜席の翌日、初めて定席へ。三遊亭円丈師匠立川談之助師匠が「必ず友達と行くこと!」と警告してくれていたけれど、一緒に行ってくれる人居らず、どきどきしながら一人で演芸場へ。

中に入ると、十数人のお客さん。伊東かおるフェスティバルや夜席で座っていた辺りに席を取る。「日曜日なのにお客さん少ないなぁ」という感想。しかし、その後で、その日出演されていた幸福さんの日記を見ると、「どういうわけかお客さんが入る」と書いてある。これでも多い方なのね。

その幸福さん、マクラに満員札止めの伊東かおるフェスで10数人くらい断って帰した、という話。その後、権兵衛狸。福三さんは、小噺いくつかの後、寿限無のさわりだけ。これだいぶ後で書いているから記憶があいまいで、夜席ととっ違えているかも。

そして、初めて見る大須芸人のみなさん。名古屋のバタやんは、田端義夫さんを知らないのでなんとも。かつら竜鶴さん、のんき節にクスり。柳家三亀司さん、客席とのやりとりが面白い。「江戸の曲独楽師とは月とスッポン」と言いながら見事な芸を披露してくれました。

そして、うわさの毎日ばあちゃん。演芸場が出来て40年、毎日通っているという常連客。伊東かおる先生の出番、タカタカっと舞台に歩み寄ると、「これご祝儀! 50円だで!」と言いながら背の高い箱と祝儀袋を渡す。後日、50円どころでないことを知る・・・・・・。かおる先生、「よお花束くれる人おるけど、クソの足しにもならん。こおゆうのが嬉しいんだわ」。するとばあちゃん、「それ造花!」。かおる先生、その時は気付かず。翌日ばあちゃんに謝ったそうです。

中席楽日

7月の演芸場はスーパー一座の公演、定席が見られない。ということで、今月中見られるだけ見ておこう、と仕事早引けして演芸場へ。

演芸場に入ると、入れ替わりに数人が出て行き、客は僕を含めて4人。すわ、これが大須演芸場か! その後また数人入ってきて、一安心。

幸福さん、舞台上から毎日ばあちゃんに「まんじゅうありがとう!」とお礼。そのあと、権兵衛狸。結局、幸福さんの噺、これしか聞けなかった・・・・・・。

トリの伊東かおる先生の出番、終演5分前くらいに後から来た数人のお客さんが退出。かおる先生、「帰ってまうの? まーちょっとで終わるで」。流石にパワーダウンした様子。終演後、毎日ばあちゃんが僕に「最後まで聞いていきゃあええのにねぇ」。僕「そうですねぇ」。

大須定席、ハマってしまった。また行こう。