大須演芸場年越し寄席!2007/01/01 10:58

久しぶりの演芸場

11月以来久しぶりの演芸場。行列が出来ていて入れないといけない、と思い、午後8時30分開場のところ、8時前に演芸場へ。行列は出来ておらず、ならいいか、と近所のゲーセンで時間つぶし。新作2D格闘『アルカナハート』をプレイ。なかなか面白い。・・・・・・が、難易度がマイルドで、乱入もされず、なかなか終われない。結局8時30分を少しまわってから演芸場に。当日2000円の筈が、1500円で入れてもらえる。ラッキー(^^)。

中に入ると、一階席が6分ほどの入り。意外と少ないな、と思っていると、徐々にお客さんが増えてきて、開演後しばらくして2階席も埋まり始め、0時前にはほぼ満員に(補助席は無し)。

開演! バラエティ豊かな出演者

開演時間となり、緞帳が上がり始めると、めくりには「おさなぎ色」の名前が。久しぶりのおさなぎ登場。いつもとは違い、「携帯電話の音を切ってください」と注意が。カウントダウン前に予定されている福若さんの『百間堀川(芝浜)』にとても気を使っているのが分かります。

で、ネタはいつものおさなぎ色。に、福若さん乱入で、福若さんの弟子のベルバラ亭若女さんにバトンタッチ。

その若女さん、最近読んだ噺家が主人公の小説『しゃべれどもしゃべれども』のヒロイン、十河が現実にいたらこんな感じなのかな、という雰囲気の女性でした。演目は『猫の皿』(福若さんは別のタイトルで紹介していたような気がするんですが・・・・・・)。プロに比べたらまだまだ、という感じでしたが、淡々と演じる姿が印象に残りました。

それに続いて、ひと:みちゃん、名古屋のバタやん、かつら竜鶴、雷門獅篭(演目は『崇徳院』)、柳家三亀司、よしおかつかさ、といつもの演芸場メンバーが登場。普段の定席の雰囲気で進行していきます。

2007年へカウントダウン!

時間も11時を回り、桂福若さんが登場、『百間堀川』。江戸落語では『芝浜』という有名な噺だそうですが、聞くのは初めて。落ち(サゲ)のある、いわゆる落とし噺ではなく、人情噺と呼ばれる類の噺ですが、福若さんのキャラクターも相まって結構ユーモラス。クライマックス、盛り上がったところでカウントダウンに突入。出演者全員が登場し、「あけましておめでとうございます!」。で、福若さんが決めの台詞、「夢になるといけねえ」。後で調べたところ、今回の演出は、獅篭さんの前師匠の『芝浜』に近い演出だったみたい。

大喜利、新喜劇

休憩を挟んで、大喜利が始まります。メンバーは、司会:桂福若、回答者:雷門獅篭、ひと:みちゃん、ベルバラ亭若女、松さん:シャイン、おさなぎ色。おさなぎ、大暴走。

続いて大須ミニ新喜劇。福若さんのアニキとひと:みちゃんのサブ(笑)がハマりすぎ。若女さん、松さん:シャインさんも大喜利に続いて出演。・・・・・・ってこのお二人、ぜんぜん情報が無いんですが、いったい何者なんでしょうか(^^;? 普通のおじいさんにしか見えない私服の竜鶴さんや、なぜか宮史朗の物まねをするバタやん先生、さっきはほとんど回さなかった独楽を回しながら登場する三亀司さんも登場、ドタバタのうちに終演。さて帰ろうか、と思ったらカーテンコールあり。

桂福若さんのパワーが、演芸場を盛り上げている、ということを強く感じ、「来年まで演芸場が潰れません様に」と大須観音におまいりして、帰宅。

芸協祭りin名古屋特別興行2006/09/18 19:13

年に一度の芸協祭り

年に一度、大須演芸場で開かれる「芸協祭りin名古屋」。落語芸術協会所属の落語家を名古屋で見ることのできる数少ない機会のひとつです。

通常公演は前売りが売り切れということで、当日券のみの特別興行に行くことにしました。歌丸、小遊三、昇太と、笑点メンバーが3人も登場する・・・・・ということに、演芸場でプログラムを見てから気づきました。

さて、「開演1時間前くらいに着けばいいだろう」と呑気に昼飯を食べてから出かけたところ、入り口ではおかみさんと姫さんが「立ち見になりま~す」。中をのぞくと、補助席が出された上に入り口近くまで立ち見の人が。甘かった・・・・・・。二階へ上がるとこちらもすでにほぼ満員。何とか隙間を作ってもらって座ることができました。公演中に地震が来ないよう祈ります。

しばらくすると開演、開口一番は瀧川鯉斗さん。名古屋出身で、元暴走族。「お騒がせしてすみませんでした」とマクラで軽く笑いをとってから噺へ入りました。・・・・・・名古屋出身の前座は、名古屋に雷門福三さん、上方に露の団姫さんが居ますが、その中でいちばん下手だ、と思いました。まだ前座、がんばってもらいたいです。

その他、印象に残ったのは春風亭昇太さん。新作でしたが、笑点ネタのマクラからずーっと引っ張られました。小遊三さんはさすがの貫禄、歌丸さんはちょっと物足りなかったかな?

大須演芸場8月下席2006/08/26 19:07

久々の定席

特別興行が終わり、定席復活。土日に行こうと思っていたら、伊東かおる先生が出演とのことで、21日に駆けつける。と、6月と変わらないゆるーい様子のかおる師匠。体調はやはり思わしくないようですが。

この日、出口で柳家三亀司さんに声をかけられる。平日にちょくちょく顔を出すので不審がられたか(笑)。また来ます、といって去る。

で、週末にまた行く。今日はなぜか毎日ばあちゃんネタ多し。寝ているばあちゃんに舞台上の人がみんなやきもき。「ばあちゃん大丈夫か?」

雷門幸福さん登場、「談志離れ」を画策しているが、つい仕草が出てしまう、とのこと。この日、マクラをふっていたら時間が無くなり高座を降りた幸福さん。うーん、談志みたいだ

関連リンク

  • 雷門幸福家頁内大須演芸場公演情報
  • 大須演芸場夏の特別公演・楽日2006/08/20 18:47

    これで見納め、また来年

    納涼怪談噺、楽日の最終公演に行ってきました。五郎兵衛師匠が出ていないせいか、お盆に比べて少な目の人数でしたが、それでも結構な人手。大須演芸場にしては。

    団四郎師匠の怪談噺も三回目、だいぶ落ち着いて見られました。お、照明係が入ってきたな、とか。とにかくお客さんを楽しませよう、脅かしてやろうという気持ちが伝わってくる、いい公演でした。公演を終えたとき、師匠は汗だく。また来年、楽しみたいと思います。

    関連リンク

  • 露の団四郎ブログ
  • はなしの屑篭(露の団姫ブログ)
  • 第十回大須夜席2006/08/19 22:39

    江戸VS上方in名古屋

    名古屋が「芸どころ」といわれた理由の一つに、江戸(東京)・上方(大阪・京都など)双方の芸人が名古屋まではやってくる、というのがあるそうです。今回の夜席は、江戸・上方双方の落語が楽しめるイベントでした。

    開口一番は雷門福三さん。今回の出演メンバーでは一番芸暦(落語の)が浅い(年齢は上から数えた方が早いのですが・・・・・・)ので、最年少の団姫さんも「姉さん」と呼ぶんです・・・・・・というマクラから、「やかん」へ。九代目林家正蔵(元こぶ平)に似た外見から出るコミカルな仕草が楽しい「やかん」でした。

    僕はいつも舞台に向かって左手の前の方に座るので、右手の舞台裏がちょこっと見えるのですが、そこに青い服がちらちら見えるので、アレは・・・・・・?と思っていると、やはりおさなぎ色さんが登場。番組表には載っていない飛び入り参加でした。福三さんが少しあっためていたせいか、定席よりも観客の反応がいいような気がしました。ネタもちょっと夜席向けだったかな? 次に上がるのがイヤだ、というほどではなかったかと。

    続いて名古屋でのおさなぎさんの兄貴分、世界でただ一人の落語家兼漫画家、雷門獅篭さん登場。「おさなぎの次に上がるのをみんな嫌がるので」と。演目は「たがや」。その後、中トリとして上方落語勢のトップバッター、露の団六師匠が登場、「七段目」。定席では小噺と「鉄砲勇助」半ばまでなので物足りなかったんですが、たっぷり終わりまで聞けて満足でした。

    中入りに続いて、露の団姫さん登場。西遊記より、「落胎泉」。五郎兵衛師匠の直伝ということで、結構な大ネタ、という感じでした。西遊記と言えば露の団姫、という風になってもらいたいです。

    そして、名古屋雷門一門の最後として、幸福さんが登場。いつものごとく、なが~いマクラをふっている間にお客さんが一人帰りかけるというハプニングが(^^;。「すぐ噺に入りますから」「そうしてくれるか」噺は「強情灸」でした。

    トリを飾るのは上方落語界のヨンさまこと露の団四郎師匠。定席では怪談噺をやっているので落語は初めて。ところが、マクラからいつ噺に入ったのかが分からない!! はー、こういう話し方をしたいもんです。噺は「大相撲風景」下ネタ交じりの噺に、場内どっかんどっかんと大爆笑でした。

    太鼓に追われて演芸場を出ると、夜の大須はすっかりゴーストタウン。最近は結構遅くまでやっている店があるので、こういう大須を歩くのは夜席の後くらいです。昔は7時過ぎるとこういう感じだったんですが(早すぎるだろ・・・・・)。

    関連リンク

  • 露の団四郎ブログ
  • はなしの屑篭(露の団姫ブログ)
  • 雷門幸福家頁内公演情報(第11回大須夜席案内)